第2回企画展 ( 会期 2002年6月16日〜12月25日 )
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ベルサイユ・ルイ王朝の食器展
開催のご挨拶
フランス、ルイ王朝時代の宮廷ロマンと豪華絢爛なロココの王朝文化を食器から物語った企画展です。

 愛知ポーセリンミュージアムの第2回企画展として、フランスで磁器が創り出されたルイ十五世の時代とそれに続くルイ十六世の時代を中心に「ルイ王朝の食器展」が開催できましたことは、前回の企画展「ナポレオンの食器展」が皆様のご支援で好評裡に終えることができた賜物と深く感謝申し上げます。


ルイ15世の紋章の前に立つ
王女己のし−ス人形

舘内の展示室(一部)

 今回の企画展では、ルイ十五世の側室で国政への影響力を持ち、芸術活動の中心であったポンパドール夫人や、芸術家、技術者の献身と惜しみない尽力で華麗に花開いたセーブル王立窯で製造された、レヨヌマン・ド・フランス(フランスの威光)という言葉を担う磁器の数々を展示しながら、それにまつわるルイ王朝の王や王妃の逸話を物語ります。

マリーアントワネット肖像画&紋章絵皿

それらは、バロア朝からブルボン朝を創始したアンリ四世の時代、ダルタニアンと三銃士が活躍したルイ十三世の時代、ヴェルサイユ宮殿を建立し専制王制を確立した太陽王ルイ十四世の時代、フランスの文化様式と洗練された趣味の誕生を促したルイ十五世の時代、豪奢な宮廷生活の後儚くもフランス革命に散った“ヴェルサイユのバラ”マリー・アントワネットとルイ十六世の時代、復古王制の後オルレアンブルボン家からフランス最後の國王となったルイ・フィリップ国民王等々の時代の物語です。

ポンパドール夫人

マリーアントワネット

この企画展でフランスのルイ王朝時代の華麗な磁器類を存分に楽しんで頂いた後、常設展の方にもご案内申し上げます。

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